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白い雪のような

第1章 待ち遠しい再会

勉強以外は特に何も
することはないので、
食事が終わると
各自自由な時間を過ごすのが
この家の流れ。

洸太はいつも使っている部屋で
簡単な荷解きをすると、
すぐに何もすることがなかった。

だが惺に会っていいのは
限られた短い時間。

体に負担をかけないように
言われているからだ。


そう言われてなければ、
一日中入り浸っているのに…


惺はそのことに関して
何も言わない。

好きなように
させてくれるが、
洸太が長居をした次の日には
惺は必ず体調を崩す。

それに気づいた後、
洸太は自分の中で
自制するようになった。



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