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白い雪のような

第1章 待ち遠しい再会

洸太は学校が長い休みに入ると、
すぐに本家の屋敷に行くことになっている。

学校が終わる頃には早く行きたくて落ち着きを失くしていた。

そこには会いたい人がいるからだ。

早く会って話したいことがたくさんあった。

洸太の話を楽しみに待ってくれているはずだ。

だから早く会えなかった間にあったことを話したくて仕方がない。

「じゃあ今学期はこれで終了。
皆いいお正月を!
お年玉の無駄遣いはダメだぞ」


ガタっ


「朗!行くぞ!」

「待ってよ、洸太!焦り過ぎw」

「お前が遅いんだよ!先行くからなー」

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