向かいのお兄さん
第3章 目の前で
『み…見んなぁ…///』
「くす、見たいから要求したんじゃん?」
あたしは悔しいながらも、もう一度パンツ越しに触った
さっきよりも
少しだけ力を入れて
『…っ///』
見られてる
目の前で
あたしはこんな姿を
見られているんだ…
指先に、湿り気を感じた
ほんとに
こんなあたしが嫌になる
見られてるだけで…興奮するだなんて…
「どうかした?」
あたしの細かい表情の変化に気づいたのか、
直也はそう言った
『何もなぃ…///』
…はずがない
今のあたしの状態は、何としても知られたくなかった
「直接触れよ?」
『え…?///』
ぐちゃぐちゃになってるのは
わかっている
でも人前で、そんなことやっぱり…
『出来なぃ…///』
あたしは手をズボンから抜こうとした
しかし直也は間髪入れずにこう言う
「それなら、ズボンを脱いで」
『そ、んな…』
「そしたらパンツの上からでもいいからさ」
どんな
選択肢だ