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向かいのお兄さん

第17章 だから…






コンビニから出て、袋をブラブラと提げながら

直也は歩いた





「…」





泣かせたく



ないから






泣かせたくなかったのに




家の前でビービー泣きやがって…















俺は


花を飾りたい





綾子に限らず



亡くなってしまった人の



別れの場を






せめて花だけでも





生きているんだという象徴を









俺が咲き誇らせてみせたい
















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