テキストサイズ

向かいのお兄さん

第40章 これからも




『ごめんね』



「…」





ちょっと直也の方を振り向いて


言った





『ありがと』





「…」





直也の手に


力が入って




苦しかったけど




嫌じゃなくて





俯いたせいか




背中に直也の髪が触れて




くすぐったくて




ちょっと笑ったら




直也が呟いた








「美咲…愛してる」














緩んだ腕から抜け出すと



唇を重ねた






直也の胸に手を置いて



上から被さるように



ゆっくり


ゆっくり



キスをする















『ぎゃ!!』

ドボンッ!!

「ぶはっ!!」




湯舟の底で

直也がお尻を滑らせて



一瞬、全身が沈んだ







ストーリーメニュー

TOPTOPへ