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刑事とJK

第12章 斉藤刑事



―――――――――――



「この3人のうちのどれかだな」


容疑者として挙がったのは、
被害者の愛人、会社の同僚、そしてその部下



「顔的には1番同僚が怪しいっすね」


シゲは壁の向こうで取り調べ中の男を、まじまじと見る



「顔で判断すんな、アホか」


「冗談っすよ」




一通り取り調べが終わり、斉藤は椅子の背もたれに深くもたれた




アリバイがないのは、あの愛人だけだ


殺害時刻にあの女の目撃証言がねぇ

本人は家で睡眠を取っていたと言い張るが…




「愛人っすかね」




「いや、オレの勘は…同僚と部下だ」


「黒がっすか?
勘とかダメでしょ」



「うっせ」






しかしそれから、なかなか証拠が見つからなかった



オレはさっさと事件を解決して公園に行きたかったが…




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