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刑事とJK

第13章 怖くなんてない





少し時間が経ち、
ゆうひはだいぶ落ち着いた



『斉藤、どうして来てくれたの?』



斉藤はゆうひが入れてくれた麦茶を飲んだ



「明らかお前の様子が変だったからな」



口の端を指で拭い、
コップを机に置いた



「一回刑事課の方に戻りかけたんだけどな、
やっぱりお前が心配になっ―――ってねぇ!!」



『どっちよ』


ゆうひは斉藤の膝をシバいた



「あ、今のでヒビ入った!!
いってぇ、ああーいってぇ!!」



『いちいちうるさいっつーの』


「ははっ
…なんか、困ったことがあったら遠慮なく言えよ?」



『うん///』



あたたかい空気に

包まれたように感じた





「…反則ー」


『え、何が?』





その笑顔…///






「教えねぇー」



『ちょっと、教えてよ!!
ねぇ!!』


「言わねぇー」










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