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刑事とJK

第17章 スキってね





「で、何しに来たんだ?
なんべんも同じ質問させんな」



「実はねーこの近くで"リジェクト"のライブがあるのよ~///
ほら、あたし家遠いでしょ?
一日泊めてほしいなーって思って」



真理子は頭を振りながらルンルンと喋った



「あっそ、勝手にしろ
で、ゆうひは?」



『あ、あたしは…肉じゃがを…
食べるかなって思って…』



ゆうひは斉藤に肉じゃがの入ったパックを渡した



「マジで?
わざわざありがとな」


斉藤は受け取った



「なんだ、あんたら恋人同士か」



『「違うっつーの!!///」』



「そうなの?そんなにハモっちゃって…仲良しなのね」



二人は黙った



確かに、別に嫌い合ってるわけじゃない…



「とりあえず…///
そろそろ昼だし、みんなでこれ食おうぜ」



斉藤は肉じゃがを器に移し替えて
温めていった




『お姉さん…お歳はいくつですか…?』




「お姉さんだなんて~
真理子さんでいいよ。
あたし、いくつに見える?」





…斉藤が今、27だから…




『…29?』



「んん惜しい!!」



「惜しくねぇよ、もっとババアだ」




斉藤は肉じゃがを出し、
ついでにご飯もよそってくれた



「ババアだなんて…ひどいわクスン…、
あんたも直にジジイよ?」



『えっ…いくつなんですか?』



「35だ」



「いやん恥ずかしい///」


『嘘おぉ!!??』



斉藤より年下にしか見えないのに、35!?


若い…こえぇ!!





「あなたは…ゆうひちゃんっていうの?
22くらい?」




ガーン




『…18です…』



「あ、ごめんね!!
違うの、かなり大人っぽいから…!!」



『いえ…いえ…』


悪気がないだけ、
かえって落ち込む…





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