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刑事とJK

第17章 スキってね






「あ、うめぇ」


「ほんと!
ゆうひちゃん、料理上手いのね」


肉じゃが絶賛…!!



『いえいえそんな…///』


「もう少し砂糖を足してもいいかもね、
もっと食べやすくなるわ♪」



真理子は人差し指を立てた



『は、はい!!
ありがとうございます!!』


お姉様さすが!!




『真理子さん、結婚とかしてないんですか?』


「そうなの、独身ちゃんなの」



真理子は肩を落とした



『ええー、なんでですか!?
もったいない…』



そんなにきれいなのに…



「世の中の男は女を見る目がないわよね」


プンスカする真理子を
斉藤は引いた目で見た



「かわいこぶってんなよ、
ほんとこんなのが姉とか残念過ぎるわ」



『斉藤ー、あんたこんなかわいいお姉さんがいて
文句垂れるなんて、神経おかしい!!』



「バーカ残念なもんは残念なんだよ」



「正貴のバカ~!!」



「やかましい、てめぇは黙ってろ」






―――――――――――




お昼を食べ終わり、
しばらく3人でワイワイ喋っていた



しかし、途中で斉藤は立ち上がった



『どうしたの?』



「いや、なんか…すげー眠い…」



斉藤はふらふらしながらソファーに倒れ込み、
そのまま寝てしまった



『…昨日の疲れでも出たのかな…、
それにしても突然すぎ…
…真理子さんそれなんですか?』



ゆうひは真理子の持っていた
小さな紙が目に入った



「そろそろ女の子の話がしたいなーって思って
男にはご退出していただきましたー♪」



『え…まさか睡眠薬を盛ったとか…?』




真理子は満面の笑みを浮かべた




怖ぇえぇえ~!!


話の邪魔だからって、弟に睡眠薬盛るとか、
やることが普通と違う…!!





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