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刑事とJK

第22章 ごめん






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斉藤は開いていた扉をコンコンと叩き、医療室に入った




「ゆうひ…?」





並んであるベッドをひとつひとつ見ていく



すると、ゆうひは
1番奥にあるベッドで眠っていた




斉藤はパイプ椅子を持って来て
その横に置き、腰掛けた




ゆうひの寝顔を見る



3kg体重が落ちた…



言われてみれば、前より少しヤツれた気がする



顔色も、いつもなら頬が薄ピンクに
染まっているのに、今は土気色をしている





布団から腕が出ていたので入れてやろうとすると、
その手を握り返してきた




その力は、あまりにも弱々しかった



「―――…」





斉藤はゆうひの頭を撫でた







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