刑事とJK
第22章 ごめん
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それから3日ほどが過ぎた
『じゃーん!!
あたし完全復活~!!』
ゆうひは斉藤のいる
いつもの仕事部屋に飛び込んで来た
「…おう」
『何さ、そのうっすい反応はぁ?
もっと喜んでよ』
「いや、だって…、
えらく突然だったからよ…」
ゆうひはこの3日間は
ずっと刑事課のほうに泊まっていた
充分な休養と、精神的なケアのために、
津森がずっと面倒を見てくれたのだった
『突然元気になったらいけませんかねー?』
昨日まで今にも死にそうな状態だったじゃねぇか…
「あ、ゆうひちゃん!!
もう大丈夫なの!?」
シゲが部屋に入ってきた
『うん、もう元気!!』
「よかったね~、僕も嬉しいよ!!」
ゆうひはどこかしら得意げに斉藤を見た
『シゲはこんなに喜んでくれるのになぁ~』
「…よかったよかった」
『心がこもってないじゃん!!』
「るっせぇなー、
こっちは仕事中なんだよ」
ゆうひはスネて
頬を膨らませながら部屋を出ていった