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刑事とJK

第24章 サプライズパーティー






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ゆうひの夏休みも
終わりに差し掛かっていた





『もうすぐ学校…か…』





ゆうひは扇風機の風に当たりながら、
部屋でぼーっとしていた






斉藤とは、言った通り、時間のある日に公園で会った




どうでもいいことを喋るだけだったが、
それでもゆうひにとっては幸せな時間だった






ゆうひは、棚に座っていたジンギスまさきを手にとった


ふふっと、笑みがこぼれる





『誰もいない時だけチューしてくれんだよねー///
マジ照れ屋さん♪』






♪~、♪~



珍しく電話がかかって来た


シゲからだ



『はーいもしもし~』



《あ、ゆうひちゃん久しぶり~、
今話しても大丈夫?》




『大丈夫、基本暇だから』



ゆうひはジンギスを足に挟んだ



《実はさ~、もうすぐ先輩の誕生日なんだよね》


『え、そうなの!?
いつ!?』




《知らなかった?
えっと確か…8月29日だったはず…》




聞いたことねー!!


今日は…8月27日…




もうすぐじゃん、
言えよバカー!!



まぁ、誕生日とかで張り切る性格じゃ
なさそうだけどね、どうせ



『そ、それで!?』



《それで、サプライズパーティーしようと思ってるんだけど、どう?》



『おもしろそう!!』



《いろいろ決めたりしたいから、
結構頻繁に連絡取るかもしれないけど、
その時はごめんね》




『ううん、大丈夫!!
教えてくれてありがとね!!』




《うん、じゃあ一旦バイバイ》




『バイバイ』






電話を切り、ジンギスを棚に戻した



すっごい楽しみ~!!


斉藤の驚く顔、めっちゃ見たい!!








ところで、あいつは
本当にパーティーで驚いたりするんだろうか…?





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