テキストサイズ

刑事とJK

第24章 サプライズパーティー






「何言ってんすか~、
今日は先輩の誕生日でしょ~?」



シゲは斉藤の肩に手を置いた





「オレの誕生日は4月29日だ」






え…?




ええ!!??





「マジかよ!?」

『シゲ、どういうことなの!?』






「…あ、思い出した…
今日は僕と先輩が初めて一緒に事件解決した日だ」



「はああああ!!??」





ふざけんな!!
時間返せ!!
と、皆シゲに罵声を浴びせる




「ごめんなさいごめんなさい!!
でも僕にとって今日は大切な日なんですよ~!!」




「大切な日と斉藤の誕生日間違えんな!!」




「29日繋がりでなんか…
わああぁごめんなさい~!!」





『じゃあ今日は二人の
初事件解決おめでとう記念パーティーでいいじゃん?』



ね、とゆうひは斉藤に言った




「ああ、まぁいいんじゃねぇか…?」




他の皆は不服そうだったが、
斉藤が言うなら仕方ない…





『じゃあ改めまして、
斉藤、シゲ、おめでとう~!!』



パチパチパチパチと拍手が鳴る



「斉藤、おめでとう」

「おめでとうな、斉藤」




「僕も言ってくださいよ~(泣)」




『はい、これ持ってー』




ゆうひは斉藤とシゲに一本の包丁を握らせた


『ケーキ入刀~』


「結婚式じゃあるまいし…」




「いや、先輩、入刀しましょう!!
僕たちの大切な記念日です!!」



「いやなんか…誤解生まねぇか?
その言い方…」





斉藤は仕方なく、シゲと包丁をケーキに入れた



「おめでとう」
『おめでとう~』
「お幸せに~」



「いやいやいや、ほんとにその冗談は勘弁してくれ」



「何照れてんすか先輩~、
僕たちの仲でしょ~」




斉藤はシゲをシメた







ストーリーメニュー

TOPTOPへ