無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「よっしゃあ!!
そんじゃ食べますか!?
飲みますか!?」


吉川が張り切ってきた





「酒あんのか？」


斉藤は嬉しそうにして聞いた



『あ、ねぇこれよかったら飲んで!!』



ゆうひはプレゼント用に買ってあった酒を取り出す



「一升瓶だああ、いいなぁ斉藤…」

藤野は羨ましがった



「お前にもやるって」




「ほんとか!?
持つべきは友だな!!」




斉藤は全員分のコップに酒を注いでいった

ゆうひはオレンジジュースをもらう



「乾杯ー!!」


チン、とコップを鳴らす










みんな最初は、普通に
しゃべったり食べたりしていた



しかしアルコールが入るにつれ、
どんどんヒートアップしていった






「嘉山ー、ケーキ丸かじりしろー!!」

と吉川


「任せてくださーい!!」


シゲはケーキに顔を突っ込んだ



「ぶわっはっはっはー!!
マジでいきやがったこいつ～!!」



「吉川さんもどうですかー!!??」


シゲは吉川にケーキを投げつける




「うおー、やったなこのヤロオォオ～!!!」





吉川も投げられたケーキを投げ返す

もちろん、部屋はもうすでに
ぐちゃぐちゃになっていた





そんなことはほって置いて、
斉藤と藤野は酒を飲んでいた




『注ぎましょーか？』



ゆうひは瓶を持って二人の間に入った



「お、わりぃな」


斉藤がコップを差し出すと
ゆうひはそこに酒を注いだ





「ゆうひちゃん、
俺ももらっていいかな？」


『はいはい♪』



藤野のコップにも注いだ




「日本酒はそれだけか？」



『うん、あとはビールと酎ハイがあるかな』



「んじゃ…後でそれ
持ってきてくんねぇか？」


『了解っ』




ゆうひは日本酒が完売してしまうと、
ビールと酎ハイを取りに行った