刑事とJK
第24章 サプライズパーティー
『ったく~…』
ゆうひは顔に付いたケーキを
手で拭おうとした
すると斉藤はその手を掴んだ
と同時に、もう片方の手でゆうひの頭を自分に引き寄せ、
頬に付いたケーキをペロッと舐めた
『!!!////』
「ついてたから…///」
『だからって舐めなくても…!!///』
みんないるってのに…!!///
ん?
よく見たら、斉藤の目、いつもよりもトローンって…
えっ、まさか酔ってんの!?
「まだ、ついてる…///」
斉藤はそう言って、
今度はゆうひの唇を舐めてきた
『ちょっと…///』
それを見た藤野は
「なっ…///
お前ら何イチャついてんだよ!?」
と、まともなリアクション
『ま、待ってってば!!』
ゆうひは強引に斉藤の顔を押しのけた
斉藤は素直に、
でもどこか叱られた子犬みたいにシュンとなった
か、かわいい…///
と、ゆうひが油断していると、
斉藤はそばに寄ってきてゆうひにもたれた
『こらっ…///』
見兼ねた藤野は
「ああもーお前ら勝手にしてくれー!!!」
と言ってシゲたちの投げ合いに参加していった
藤野さん、逃げないでくださいよ!!
こいつ、どうにかしてくださいよ!!
斉藤は大きく息を吸って吐いた
ああ、わかった…
斉藤って酔ったら甘えん坊になるんだ…
「…ゆうひ?」
『…?』
「好きっつって」
『えー、どうしよっかなぁ…
斉藤が言ってよ』
「…ゆうひが言ったら、言う」
『…好きだよ?///』
「オレも好き…///」
あたしらアホか…
はたから見たら絶対ウザいだろうな
でも、
好きなもんはしょうがないもんね…///