刑事とJK
第28章 道を示してくれたもの
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『やっ』
「おう」
いつもの公園…
先に着いていたゆうひの隣に
斉藤は座った
『はい、鍵』
ゆうひは斉藤に、家の鍵を返した
「いいって…、持っとけ」
『…本当?///』
「ああ」
『じゃあもらっとく~♪』
ゆうひは嬉しそうに、
鍵を胸ポケットに入れた
「そうだ、晩飯作っといてくれて助かった」
『どういたしまして
味、大丈夫だった?』
「美味かった」
『良かったー…』
あのデザートの味が味だっただけに、
少し心配していた
『そういえば…、斉藤ってなんで刑事になったの?』
「聞きてぇか?」
『うん!!』
ゆうひは目を輝かせた
「あれは確か、まだバイトばっか
してた時だったかなー…」