刑事とJK
第4章 ご注文
昼休み
「今日は仕事終えたら、
先輩の家で男の会するんで」
シゲの声に、
斉藤は肉まんを食べとうとしていた手を止めた
「男の会?
なんじゃそりゃ」
「刑事課の男たちで
一日中飲んだり騒いだりするんす」
「…なんでオレん家?」
「何となく」
ありえねー…
シゲは続けた
「僕らの他に、2人来るんで。
そんな感じでさっさと仕事終わらせて、
ビール買いに行きましょう!!
残念ですが、今日はゆうひちゃんに会えませんね」
「んなこたぁどうでもいい!!」
斉藤はつんと横を向いて
肉まんを平らげた
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だんだん辺りが暗くなってきた
ようやく全部片付いて
斉藤とシゲを合わせた男たち4人は
斉藤の家に向かった
「斉藤ん家ってマンションだっけ?」
同僚の藤野(ふじの)が聞いてきたので
おう、と答える
「ほんと聞いてくれよ〜、
ななちゃんったら最近俺に冷たいんだよ〜」
と泣き言ほざいてるのは
オレと同い年の吉川(よしかわ)
ななちゃんとは、こいつの彼女
またやかましいメンバーだ
くそ、こっちは眠てぇのに…