テキストサイズ

刑事とJK

第4章 ご注文







オレの部屋に着いた頃には7時になっていた



「腹減った〜」


「何食う?」


「ピザの出前頼みましょーよ!!」


シゲは電話でピザを注文した


「エビピザ3枚にソーセージピザ2枚に、季節の4食ピザ6枚に、
軽くサラダでも4人分お願いしまーす」



…結構な量だな






出前が届く前に、
オレたちは部屋に適当に机やソファーを並べた




余った時間は雑談


ってか、今日は一日中しゃべり続けるのか…






______






話題は、藤野の上司の愚痴から始まった



吉川は待ちきれずにビールを開け、
シゲも飲み始めやがった


オレはピザと一緒に腹に入れたかったので、
ぐっと我慢した



「あのハゲ親父、
いつか俺が失脚させてやる!!」


「さすが藤野先輩!!」


「俺なんてまだまだそんなもんじゃないぜー!!」






日頃の疲れからか、
みんな酔うの早すぎんだろ…


顔は真っ赤だし
ろれつは回ってねぇじゃねぇか




「床に吐いたら罰金な」



念のために言っておく




「だーいじょーぶだーいじょーぶ、
全部吸収するから〜」


「さすが吉川先輩!!」




絶対大丈夫じゃねぇ

一回吐くごとに一万円吹っかけてやる





そうやってアホなことやってる間に
______
___





ピンポーーン




インターフォンが鳴った






「お、ピザ来たぞ」



「斉藤行ってくれ〜」




当たり前だ
べろんべろんのお前らに行かせるわけねぇ




オレは玄関まで出向くと
鍵を開けてドアを開いた








ストーリーメニュー

TOPTOPへ