刑事とJK
第4章 ご注文
『こんにちは、ピザホットです!!
ピザのお届けに参りまし…』
「…」
『…』
「お前…!?」
『刑事!?』
目の前に立っていたのは
ゆうひだった
髪を横に1つに束ね、
赤と白のピザ屋の制服に身を包んでいる
「ピザ屋でバイトしてたのか…」
『何よ、文句ある?』
ゆうひが鬱陶しそうな表情を見せると、
斉藤はニヤニヤとした
「ああ?
オレはお客様だぞ?
そんな態度とっていいのか〜?」
『あんた性格悪すぎ』
斉藤は首をかたげながら、鼻で笑った
『ピザの!!
注文は!!
これで!!
よろしいですか!!??』
ゆうひは山のようなピザを抱え、
斉藤の耳元で怒鳴る
「はいはい、よろしいよろしい」
斉藤は頷きながら、ゆうひの制服姿を見た
暗くて最初は気づかなかったが、
ゆうひのスカートの丈はとても短かった
「お前…なんつぅハレンチな格好…///」
『うっさいなー!!
あたしが決めたことじゃないんだから
しょうがないでしょ!?
ってか変なとこじろじろ見んな!!』
「見…たくもねぇわ、
お前みたいなガキなんざ…!!」
『ムカつくー、はいどいてどいて』
ゆうひは斉藤を押しのけ、
ピザを中に運ぼうとした
「いいよ、オレ持ってくから…」
『最後まで責任もって配達するのが
ピザホットの信条なんで!!』
ゆうひは靴を脱ぎ、部屋に入った