刑事とJK
第38章 明けまして
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『あーっもうすぐ紅白始まっちゃう!!』
ゆうひは慌ててリモコンを手にして、テレビをつけた
「そこまで急がねぇでもよ…」
斉藤は年越しそばをゆっくり食べた
ゆうひもテレビを付けるともう
一度椅子に座り、そばを食べた
『そろそろ紅が勝つかな?』
「いや、白だろ」
『わかんないよ?』
「じゃ、何か賭けるか?」
斉藤はニヤリと笑った
『…別にいいよ…』
「よし、じゃあ白が勝ったら…そうだな…
一緒に風呂入っか」
マジか!!??
…でもそれは嫌じゃないかも///
「そんでオレの背中洗ってくれ」
それは屈辱的だ…
『んじゃあ、紅が勝ったら…
腹筋しながら小林サチコ熱唱してね』
「…罰ゲームじゃねぇか…」
んなこと誰がするかよ…
だが斉藤は、白が勝つという妙な自信があったため了承した
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〈さぁ、今年は一体どちらが勝つんでしょうか?〉
〈うーん、わかりませんねぇ…それでは、結果を…
CMの後で!!!〉
「だああ!!
CMー!!!」
『紅頑張って~』
斉藤とゆうひは
テレビの前でくぎ付けになっていた
どっちが勝っても、おもしろいものが見られる…
だけど、…負けるのはプライドが許さない…!!
CMが終わると、いよいよ結果発表に移った
〈――それでは、どうぞ!!!!〉
画面上で紅と白の塊が押したり引いたりする
『行け、紅、行け!!』
「ぜってぇ白だ、これはぜってぇ白だ」
ダカダカダカダカダカダカ…
ダン!!!
〈ああああー!!!
白の勝利ですーー!!!〉
ゆうひはその場に倒れ伏した
「やっぱりな、ははは」
優越感に浸る斉藤
斉藤と…お風呂…
ってか何であたしが背中流しなんか…