刑事とJK
第38章 明けまして
最終的に、風呂の中ではあまり何もしなかった
何かしてくれるかなー?///
と、お互いに少し期待したまま、
結局風呂から上がるまで何もしなかった
ゆうひは脱衣所で服を着て、
ソファーに座った
『(いろんな意味で)のぼせたー…///』
しばらくポケーっとしていると、
斉藤も出てきた
タオルで頭をがしがしと拭き、置いてあった水を飲んだ
そんな日常茶飯事な行為も、斉藤がやっているとゆうひの目にはかっこよく映る
斉藤はゆうひが自分を見ていることに気付き、取って付けた様に言った
「ゆうひ、明けましておめでとー」
ゆうひは顔をほころばせた
『明けましておめでとう///』
斉藤はゆうひの前まで来て、頭にキスをした
「初詣で、行くんだろ?
今日はさっさと寝んぞ」
『はーい///』
無垢な幼稚園児のような返事をして、ゆうひは斉藤に続いて布団に入った
『腕枕っ』
「へえへえ」
斉藤は腕を伸ばした
ご機嫌でゆうひは頭を乗せ、斉藤の胸元に顔を埋めた
『いい匂い…///』
「…いっつも思うんだけどよ…
オレってそんなに匂いすんのか…?」
『うん。ニンニク並に』
「え…ニンニク臭いのか…」
『バカ違うよ、めちゃめちゃ好きな匂いがめちゃめちゃするってこと///』
「ああ、そういうことか。
ガチのニンニク臭かと思ったじゃねぇか」
『ふふっ
おやすみぃ///』
「おやすみ」