刑事とJK
第39章 冬のシゲの春
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「斉藤、あんだけゆうひちゃんがいらいらしてるときに、千花ちゃんと二人だけの話なんかしたら…
そりゃゆうひちゃんも怒るわ」
「…だってよ」
男たちは、神社の入口付近でしゃべっていた
「それで、嘉山は千花ちゃんに惚れたのか?」
藤野は今度はシゲに話を振った
「…惚れたっていうか…
きれいだし、可愛かったし…///」
「惚れたな?」
「…はい」
シゲは藤野という権力に屈して、素直に認めた
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一方、女性陣はというと…
これまた和やかな雰囲気に包まれていた
『千花さん…ほんといい人ですね』
「そんな…恥ずかしゅうございます」
「堂々となさいよ♪」
真理子はポンッと千花の肩を叩いた
「…///
あの、ゆうひさん…」
『はい?』
千花はもじもじしながら言った
「よろしければ…その…
わ、わたくしと…お、おおお友達になって…
いただけませんか…?///」
ゆうひはニコッと笑った
『千花さん、キョドりすぎっ
こちらこそお願いしますっ』
「ほ、本当でございますか!?
わたくしなど25で、ゆうひさんとは歳も離れて…」
『歳なんてなーんにも関係ないよ、千花さん』
「ゆうひさん…、ありがとうございます!!」
わたくしの…
人生で初めてのお友達…///
ああ、なんと晴れ晴れした気分なのでしょうか
千花は顔を手で包んだ
「…嬉しい…///」
『ふふっ』
千花さん、可愛いなぁ