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刑事とJK

第47章 ラブラブカップルNo.1決定戦







斉藤、シゲ、藤野、南



この4人は突然呼び出しを食らった






「僕、なんか悪いことしましたっけ?」


「少なくともオレはしてねぇ」


「いや、斉藤が1番怪しい」


「お前たち、うるさい」




するとつかつかと、
中島刑事課室長がやって来た



ゴホンッと咳ばらいして、
中島は口を開いた




「今日君たちに集まってもらったのは、他でもない」




「…」



みんな息をのむ




すると中島はピッと
紙切れを8枚だした





「この2枚が特別シート。
この6枚が残念シートだ」





「は?」





いきなりこのオッサンは、何を言い出すかと思えば…


意味がわからない




中島はにこりと笑った



「実はね、日頃頑張って働いてくれている君たちにご褒美と思ってね。
君たち全員にペア旅行券を買ったんだよ」




「ど、どういうことですか、室長?」



「だからー、君たち4人、
彼女連れて遊んでおいで」






し、室長様…!!!!






「まじっすか!?」
「ありがとうございます!!」
「よっしゃあ、旅行だ!!」







「でもね、問題は飛行機の座席なんだけどね
さっきも言ったように、特別シートが2席しか取れなかったんだ…
あとの6席は残念シートで…」




「残念シートって、何すか?」





南が尋ねた






「いやあ…私もよくわかんないんだよねー。
で、この特別シート券獲得のために、君たちには勝負してもらおうと思うんだよ」






「勝負?」

「ケンカなら負けねぇよ」

「いーや、俺の方が強い」

「…意地張るなよ」







皆口々に言う






「ラブラブカップルNo.1決定戦~!!」





中島は一人でぱちぱちと手を叩いた










「「「「…はあ?」」」」












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