刑事とJK
第47章 ラブラブカップルNo.1決定戦
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〈さあやって来ましたラブラブカップルNo.1決定戦!!
皆さん盛り上がって行きまっしょう!!!〉
マイク片手にテンションアゲアゲなのは、吉川
〈今回出場してくれるのは
こちらの8名、…いや、4カップル!!
1組目は…斉藤&ゆうひちゃんペア!!〉
パッとスポットライトが二人に当たる
『…斉藤、何なのこれ…?』
「いや…オレもよくわかんねぇ」
〈続いて二組目~!!
嘉山&千花ちゃんペア!!〉
「きゃ
眩しゅうございますっ」
「こら照明!!
千花さんに何すんだ!!」
〈続いて三組目は…
南&飛鳥ペアー!!〉
「…は?」
「飛鳥、いきなり呼んで悪いな…」
〈そして最後の四組目ー…
藤野&真ああ理いぃ子おおおーペアアァー!!!!〉
「あたしたちが1番ラブラブだもんね、泰輔♪」
「当たり前だろ、真理子!!」
『なんか…吉川さん、
真理子さんの時だけ気合い入ってたね…』
「そうだな…」
〈この特別シート券をかけた勝負が繰り広げられますが…
その勝負にあたっての審査員の方々を紹介したいと思います、
どうぞ!!〉
集会場のステージの上がパッと明るくなる
〈右から順にご紹介させていただきます
我等がボス、中島刑事課室長です!!〉
中島が椅子から立ち上がる
「みんな頑張ってね」
〈そして山崎先輩!!〉
「応援してるよぉ?ひゃっひゃっひゃ」
〈そして私、吉川の3名でーす!!
是非とも皆のラブラブっぷりを見せてくれー!!!〉
集会場全体に明かりが灯る
真ん中に立ちすくむ8人を囲うように、
観客が周囲を埋めつくす
ワアアアアアアという歓声が沸き起こった
「南…あたし帰る」
「ま、まあまあそう言うなって」