刑事とJK
第50章 魔物
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少し、夜が明けたころ
シーザが帰ってきた
その顔には 恐怖
別に、聞きたいわけじゃないけれど…
『Did something happen?
(何かあったの?)』
シーザはボソッと言った
〔…Monster(化け物だよ)〕
『えっ…』
シーザは疲れたのか、そのままベッドに横になり
すやすやと眠ってしまった
『化け物…』
完全に夜が明けた
すると村中が騒がしくなる
また、ドタドタと男が入って来た
〔シーザ、キヤマィヤチュトゥルィヤ!!〕
シーザは飛び起きた
〔テラッピェイア!?〕
どうやら
ただ事でないことが起こっているらしい
シーザが外へ飛び出すと、
ゆうひも気になって外へ出た
『…あ』
畑がめちゃくちゃにされてる
昨日は今にも収穫出来そうなくらいの
たくさんの野菜があったのに…
そこへ
南がやって来た
「ゆうひちゃんおはよう…
何の騒ぎ?」
『あ、おはようございます
…わかりません』
頭を抱えたシーザに、南は尋ねた
「…え!?」
南の顔も驚いた
『…なんて?』
「昨日の子供が消えたらしい…」
『昨日の…』
シーザの、息子が消えた?
「畑が荒らされているから、
おそらく…蛇の仕業だろうって…」
『…蛇?』
蛇なんかで、子供が消えたりするの?
「今日は、蛇退治に向かうそうだ」
よく見たら、村中の男が武装している
『蛇って…場所分かってるの?』
「今から探しに行くそうだ…」
『…』
しゃべっているところに、
シーザがやって来た