刑事とJK
第51章 さよなら
ゆうひはキッチンに立った
…何作ろうかな?
『斉藤、何食べたい?』
「任せる」
斉藤は床にあぐらをかいて座っている
『それが1番困るんだよねー…』
しばらくすると、
いい匂いが部屋中に広がってきた
食欲をそそる
『へいお待ち』
ゆうひは大皿と茶碗を持ってきた
大皿の中には、
豚肉と玉ねぎの炒め物
「うまそ」
『ご飯に乗せて、豚丼風にどうぞ』
「いただきます」
斉藤は豚丼を食べた
感想はそっちのけで、
ガツガツと食べ進めた
見事、一瞬で皿はからっぽに
「あー食った食った、
これが食いたかった」
『何でもいいって言ったじゃん』
「ゆうひが作った飯がー、ってことだよ」
『…///』
そんなこと言ってもらえたら…
照れる…///
「ゆうひ」
ちょいちょいっと手招きする斉藤
ゆうひはそばまで寄った
するとゆっくり
斉藤はキスをしてきた
『…///
…豚丼の味』
「食ったからな」
『だね』
「次はゆうひが食いたい
…なんつって」
『アホか///』
また、キスを…今度は深いキスをして
ゆうひはベッドに座った
斉藤はそんなゆうひを押し倒し
またキスをする
また、ひとつになった