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刑事とJK

第63章 第一歩








「よお、もう腹は治ったか?」




公園に着くと、すでに斉藤はベンチに座っていた





『もう走れるくらいっ』




ゆうひはピョコッと斉藤の横に座った




『ねぇ、あたしも
"斉藤"になるんだよね…///』



「まぁ、そうだな///」




『じゃあ、正貴って呼んだ方がいい?』



「え、ああ…///」




ゆうひに、
まともに名前で呼んでもらったのは初めてだ




正貴叔父さんとかはあるし、



あの、いつの日かの熊は、
ジンギスまさきって呼ばれてたけど…







『正貴…』



「ん?///」









『やっぱり呼びにくーい、斉藤でいいや』







はああああ?







「おめぇなぁ…
一体"正貴"のどこが呼びにくいんだよ?」




『だって"まさき"って
3回くらい口をパクパクさせないとダメじゃん?』




「そんだけか!?」




『他に何かあるっけ?』





…こいつ






「まぁ、どうでもいいわ
好きな風に呼べよ」



『斉藤~』



ゆうひはニカッと笑った















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