刑事とJK
第66章 刑事始動
「舞さん、いまーすかー?」
斉藤は、
最後に三宅舞のペンションに赴いた
『まだ、ショック受けてるんじゃない…?』
「…かなぁ…」
と、斉藤が引き返そうとしたとき
扉が開いた
「…はい…?」
暗い顔をして
三宅舞が顔を出した
「舞さん、話聞いてもいいっすか?」
「…」
舞は、斉藤の後ろにいるゆうひを見た
「その女は、来ないで」
はああ???
舞はそう言うと、
斉藤だけを部屋に入れた
『ちょっと…!!』
ゆうひは扉を開けようとしたが、
中から鍵をかけられてしまった
あんの女~!!!
ゆうひはなすすべがなく、
ペンションの前に座り込んで
斉藤が出てくるのを待った
――――――――――
「斉藤さん、話ってなぁに?」
舞の目は泣いていたせいで腫れているが
無理に笑顔を作った
「あのよ、昨日ペンションまでオレが送った後、何してた?」
「武志が帰って来なかったから、
斉藤さんをネタにひとりでヤってたっ」
「…」
「嘘だってぇ、さっさと寝ちゃったよ
そんな怖い顔しないでよっ」
舞はけらけらと笑った
確か昨日、三宅舞をペンションまで送ったのが
夜の11時くらいだった
そこから後、ずっとペンションの中にいた…
「朝起きたのは何時だ?」
「えーっと…多分8時くらいだったかな?」
「よし、わかった」
斉藤は帰ろうとしたが、
その足を止めた