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刑事とJK

第67章 お土産は?




――――――――――



「先輩、飲み物買いに行くのにどんだけかかって…
って、その顔どうしたんっすか!!??」



仕事部屋に戻って来た斉藤の顔は
あざだらけになっていた





「さては、また南とどんぱちやってたな?」



ゆったりくつろぐ藤野が言った




「あっちがいらねぇことばっかりしやがんだよ…」



斉藤は自分の席についた






「で、肝心の飲み物は?」



「あ…!!」



すっかり忘れった…

ちくしょう、南の野郎ぉ~






「まぁ、ケンカするほど仲が良いって言いますしね」


「良くねぇ!!」




「犬と猿だな…
にしても、本当に派手にやられたな
診てもらったらどうだ?」




「何ともねぇ!!」




斉藤は意地を張る




「じゃあ僕が呼んであげますよ、津森さんを」



「おい、余計なことすんな…」


と止めようとする前には、
すでにシゲが電話をかけていた




「…ったく」



斉藤はため息をついた





――――――――――




しばらくすると、扉が開いた



部屋に入ってきたのは、
津森恵子(ツモリ ケイコ)


医療班の一員で、
刑事・警察課ではNo.1の美女


今は吉川の彼女だ







「まぁひっどい色っ」


「うっせぇ」



津森は、椅子に座っている斉藤の顔を撫でた




「こことここと、
ことが切れてるわね」




慣れた手つきで、
斉藤の顔を消毒していく





とても染みるが、我慢した













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