刑事とJK
第68章 どうする飛鳥…!!
今日は土曜日
飛鳥はひとり、買い物に来ていた
何の買い物か?
それは服であった
何のための服か?
明日の、南とのデート用の服である
飛鳥は両手に服が掛かったハンガーを持ち、
鏡の前に立った
こっちがいいかな?
こっちもかわいいな///
南はー…どんなのが好みなのかなぁ?///
そうやって女の子を楽しんでいるときだった
後ろから、声が聞こえた
「あ…飛鳥…!!?」
「?」
自分を呼んだ声の方を振り返ると
そこにはひとりの男がいた
「っ…」
飛鳥は思わず後ずさりしたが、
男はこっちへ近づいてくる
「飛鳥…飛鳥だよね…?」
「…清隆(キヨタカ)…」
「よ…かった…
こんなところで、飛鳥に会えるなんて…―――!!!」
清隆という男は、
飛鳥を抱きしめた
「――///
ちょっ…、さ、触んないで!!!」
飛鳥は清隆を思い切り突き飛ばした
清隆はその場でシリモチをつく
「あす…か…?」
「今さら、何ひょっこり出てきてんのよ…!?
あたしを…捨てたくせに…!!」
「飛鳥…」
この清隆という男
本名は阿部清隆(アベ キヨタカ)
会話から理解出来るように、
飛鳥の昔の恋人であった