テキストサイズ

刑事とJK

第68章 どうする飛鳥…!!






「ごめんよ飛鳥…
あの時は俺、どうかしてたよ」




清隆は、
助けを求めるような目を飛鳥に向ける





「今も充分どうかしてる!!
何なの?
あの女とは、上手くいってないとか?」





飛鳥は笑い混じりで
吐き出すように言った




「あの子とは、だいぶ前に別れた…」





「で、何よ。
あたしにどうしろって言うのよ?」





「俺たち、やり直さない…?」




「…」





「俺、わかったんだ
やっぱり俺には、飛鳥しかいないって…
飛鳥がいつも俺のために一生懸命になってくれたことが、
どれだけ幸せで、励みになったことか…」





「…そうだよ
あたしは清隆に、時間もお金も愛情も全部捧げたよ?
…それを最初に突っぱねたのは清隆じゃんか!!」





飛鳥は、自分の取り乱し様を
気にかける暇がないほど怒っていた





「だから、さぁ…
また一緒にいようよ。
一緒に…いてよ」





「うるさい!!
もう顔も見たくない!!」





飛鳥は服を乱暴に置いて、
早足で立ち去った




「…飛鳥…」






清隆も、仕方なく引き返した












ストーリーメニュー

TOPTOPへ