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刑事とJK

第68章 どうする飛鳥…!!










「…」



清隆はなすすべがなかった




たかが抱きしめるだけが、
ここまで人を悲しませることになるとは


全く思っていなかった






清隆は飛鳥のそばに寄った





飛鳥は床に手をついて泣き崩れていた








「みなみぃ…ごめん…ごめんん…
あたし、そんな…つもり、なかったの…にぃ…」







肩を震わせる飛鳥



カーペットには、
涙で染みが出来ていた






「飛鳥…ごめん…
俺のせいだ…」




清隆はその場に座り込んだ








飛鳥は



誰も責められなかった




もし一人責められるべき人間がいるなら…










それは




あたしだ…


















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