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刑事とJK

第70章 江戸っ子交通安全!?





6人が侍について行くと、二軒の小屋が見えてきた



「殿方はこちらへ、姫君はこちらへ入られよ」





侍に言われるまま
斉藤、南、藤野は左の小屋へ


ゆうひ、飛鳥、真理子は右の小屋へ入った




――――






「中も凝ってんだなぁ」


斉藤は小屋の中を見て感嘆した



「お、見ろよ
衣装があるぞ?」



「武士に、お奉行に、農民って感じか?」



3人とも興味津々だ





「オレ武士がいい」


「ここは公平にじゃんけんだろ」


「しょうがない…じゃんけーん…」



ポイ









と、いうことで役割が決まった




武士:斉藤

お奉行さん:南

農民:藤野





「俺、農民なんていやだああ!!」


「文句垂れるな」


「あ、藤野、山賊ってのもあんぞ?」


「…いや…まあ農民でいいわ」



「「山賊、似合うだろうに…」」


「ハモって言うな!!」




3人は着替えた




――――――――




「おお、殿方、よく似合ってるでござるよ
武士と奉行者はこれを」



斉藤と南は、
侍から日本刀(もちろん切れはしないが)を渡された



「おおっ」「すげっ」


二人は刀を腰にさした





「いいなぁ、日本刀カッコイイなぁ…」


藤野は恨めしそうな目で見る



「藤野のもちゃんとあんじゃねぇか」


「へ?」


「はい」



藤野は、南に鍬(クワ)を渡された






「…ちくしょう!!!!
農民なめんなよ!!!!」














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