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『斉藤はあたしのだもんー!!』




ゆうひは真正面から斉藤に抱き着いた


その勢いで、斉藤は押し倒される




「おぃゆうひ…///」


『絶対…離れないんだから…///』





「ちょっと何イチャイチャしてんすか!!?」


「斉藤先輩に手を出さないでくださいよ!!」




いやいやいや、何かおかしいだろ!?



シゲとコンは、
ゆうひを斉藤から剥がしにかかる




「先輩から離れてーっ」


『ちょっ…何すんのよ!?』


「独り占めなんてずるいっすよ!!」



「いででででで…!!」





『むかつくー!!
見てなさいよ!!』



ゆうひは斉藤の上に乗っかったままキスをした




「｢あああ!!!!!｣」



ゆうひの積極的なキスに酔いしれ…


斉藤はゆうひの頭を包み込もうと
手を伸ばした





「｢ダメっすよ!!!｣」




しかしその手を押さえつけたのは、
両サイドの後輩たち




シゲとコンは斉藤の腕を押さえたまま、ゆうひを引き離した




『ちょっと何すんのよ!!?』



ゆうひも二人を退かそうとするが、
なかなか動かない




「さ、斉藤先輩!!
俺もチューしていいっすか!?」



「ばっ、馬鹿か!!
冗談にもほどがあんだろ!!!」



「チューでいいんでっ、キスじゃなくてチューっ」


「ぶっ殺すぞてめぇ!!!」




ジタバタと暴れる斉藤に顔を近づけるコン


そのコンを押しのけたのはシゲだった