刑事とJK
第10章 伝えられない想い
するとゆうひは、
キュッと斉藤の服の裾を掴んだ
「…んだよ…///」
『この会えなかった時間、寂しかった』
「…///」
『斉藤が一緒にいるときは
疲れるくらい騒がしかったけど、
会えなかった時間は静か過ぎた』
「…オレ…///」
抱きしめてしまいたかった…
身体全部で
ゆうひのすべてを…
『あのさ、今日は聞きたいことがあって…』
「な、なんだ!?」
斉藤はゆうひと向かい合った
『あたしと…会える日ってある?』
何を
いまさら…
「会える日ってお前なぁー…
オレはこの5日間、
毎日同じ時間にあの公園に行ってたんだぞ!!」
『え、嘘!?
なんで…?』
「なんでって、お前に会うために決まって―――…!!」
『…え?///』
「…ねぇ!!
絶対ねぇ!!」
『ってめぇ…』
ゆうひは斉藤の肩を思いっきり叩いた