刑事とJK
第77章 お義父さま、お義母さま!!
「ゆうひは会いてぇんだろ…?」
斉藤は様子を窺うように尋ねる
『大丈夫っ、ちゃんと手紙に
会いに行かせてって書いたから』
「へー…」
ゆうひはここで、思い出したように言った
『斉藤のご両親に挨拶しに行こう!!』
「は…?」
斉藤はソファーから跳ね起きた
「はあ!!??
オレは絶対行かねぇからな!!」
『何恥ずかしがってんだか…
あたし、まともに喋ったことないんだよ?』
「別に恥ずかしがってねぇ!!
喋る必要もねぇ!!」
『…斉藤はせっかく
両親どっちもいるのに…』
ゆうひは悲しそうな表情を見せ、俯いた
「あ…
っ…
わっ、…わかったよ…」
『よし、じゃあ行こう!!』
「…」
ハメられた…