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パンドラの匣

第9章 独り言

春は出会いと別れの時期。

私も、今週、とある区切りを迎えた。

環境が変わる事に酷く怯える自分は、結局のところ、幾つになってもその辺が変わることが無い。

多分、死の間際まで、そんなもんだろう。

・・・私より飄々と生きているように見える人も、それなりに葛藤したりもするのだろうが、私は私自身で精いっぱい。

ま、慌てたり焦ったりとわたわたしていても、それを表には出さず、表面上は何でもない様な、しれっとした顔を保つ。

・・・いじッ張りだからか。それとも、年を取ったからそれが成り立つのか・・・。

解っているのは、年を取るからと言って、非の打ちどころのない人にはならないという事だ。

子供の頃は、年を取ると偉く、何でもできる人のように見えたが、

どちらにしろ、醜い負の部分は、一生抱えることになる。

もう少し思考に柔軟性は欲しい・・・が、無理だろうなあ。

【2013-03-24】

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