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パンドラの匣

第9章 独り言

新年度過ぎて数か月。

新しい環境というものに脅えるのは私だけではないらしく・・・。

小さな分身、でも、別人格が、毎日、あれこれ四苦八苦しながらも、喜怒哀楽をみせる光景は、

昔々の記憶を掘り起すには、十分。

同じ道を通ってほしくは無いので、ジタバタしちゃう私は、まだ悟りを開けるほど、人格が出来てはおらず、

あ゛ーっ・・・と叫びそうになるけど、結局は成るようにしかならない。

数十年先に生きて、知ってるからこそのジレンマとも、言える。

そこにしがみつく事無く、かといって、突き放し過ぎる事も無く、バランス感覚を養ってもらいたいとは思うけど、

それを身に着けるには多分、紆余曲折は間違いなしで。

まぁ、手助けは惜しまないけど。

それでも、振り返った時、なんだかんだで幸せでありゃ、それでいいんだ。それだけのこと。

【2013.05.17】

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