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All Arounder

第4章 A Detective’s Son




「えーっと…まずは、盗まれた時間を教えてください」



「そぅねーぇ…一昨日の昼間には無くなっていたの
干している最中よ、きっと」


それっぽく聞いたことを紙にメモっていく



「盗まれた下着は、どんなものっすか?」



「確か…薄ピンクで、レースのついたブラとパンツ…」



「…サイズは?」



「Bだったかしらぁ」



「B!!?」


井上は女性の胸をまじまじと見た


Bなんて小さいブラで、このおばちゃんの胸が収まるってのか…!?


「下着は娘のものよ」



「あ、娘さん!?」



ああ道理で…



「娘さんの写真とか、あります?」



「…これくらいかしらぁ」



おばちゃんは携帯を出し、娘の顔写真を見せた



「!!!」



可愛い!!

予想以上に可愛いかった!!



「お任せください、下着も下着泥棒も必ず見つけます!!」



俄然やる気出てきたー!!



「ありがとね、えっと…いくら払えばいいかしらぁ?」



「…」



さすがに50万も吹っ掛けらんねーか…



「娘さんを俺にください」



「既婚者よ」



「…3万くらいでどうでしょう…?」



「3万…少し高いけど、そうしようかしらねぇ
じゃあお願いするわ」









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