All Arounder
第4章 A Detective’s Son
―――
やあ皆さん、ご機嫌麗しゅう？
俺は井上退斗だ
よろしく
今俺に依頼してきているのは、このボリュームタップリのおばちゃんだ
いつもなら、こういうタイプは大志に任せてるが
今はそう言っていられない
なぜって、今日含めて２日間であと５０万は稼がねぇと
今週の勝負に負けちまうからだ…
勝負とは、一週間でどちらが多く稼げるか大志と競ってるもので
勝てば翌週は一流AAに、負ければ翌週は三流AAになることを自ら認めなければいけない…
三流AAだなんて、屈辱的過ぎんだろ!!
だから俺は今、このおばちゃん相手に頑張ってるとこなんだ
「で、依頼内容は？」
「下着が盗まれたのぉ!!
犯人を探してほしくって…」
このおばちゃんの…下着を盗むような人間がいるんだな…
スゲーよ、盗んだ奴スゲー度胸だよ
いろんな意味で
「そうっすか…」
これがもっと若いおねーちゃんだったらなぁ
もっと頑張れるのに…
まぁ四の五の言ってても仕方ない
「了解、その依頼引き受けましょう」
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える