無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「ほんとに乱暴な人ですね」




「るっせぇ、てめぇこそ姫に手ぇ出したらたたじゃおかねぇからな」




『…///』



"姫に手ぇ出したら…"

照れちゃうよ…///




自然と口元が持ち上がってしまう

しかし、そんな顔をしていると気づかれないように俯いた







「まぁ猿はほっておいて…、お嬢様…」



黒羽は姫の手を取り、もう片方の手で姫を抱き上げた




「朝の入浴の時間ですよ、お体お流ししますね」



『はあ!!?///』



「ふざけたこと抜かしてんじゃねぇよ!!」



大志はガッと姫を自分の方へ寄せた




「変態野郎!!変態なんはその顔だけにしとけ!!」



「猿語は通じませんね」



「姫に、さ・わ・ん・な!!」



『///』




「姫と風呂入んのはオレだからな!!」




『え、いやいやいやいや』




姫は大志から離れ、リビングへと逃げた




「姫っ…」



「やっぱり猿相手は嫌なんですよ」




「てめぇはいちいち余計なことを…」




大志の手が、つい黒羽の頬をベシッと打ってしまった




「…(怒)」



バチン



今度は黒羽が打ち返した





「てめぇ!!!」



「愚かな猿ですね、かかってきなさい」




ここから、大志と黒羽の殴り合いになった