All Arounder
第34章 After A Long Time
―――
雑な吐息と
肌と肌が打ち合う音と
淫らな音が、部屋中に広がっていった
「っく…ゆうひ…出る…///」
「あたしもっんぁ、だめぇえっ///」
ドプッと熱いものが、自分の中で吐き出されたのがわかった
「は…ぁ…///」
「…斉藤の…熱ぃ…///」
ゆうひはベッドの上でぐったりとした
こんな仕草も、昔から変わらない
「ゆうひ…マジ好き///」
「あたしも…///」
軽くキスをし、二人並んで寝転んだ
「…もし、もう一人子供が出来たら…名前どうする?」
「どうすっかなぁ…」
斉藤は天井を見つめながら考えた
「"大地"とか?」
「ふふ、似てるー///
男の子だったらそうする?」
「ややこしいから、やっぱ今のはなしで」
「えー何それ」
ゆうひはクスクスと笑った