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「何で？」



「…何となく…朝も何回か言うてたやん…」




「姫ちゃんは…葵くらい可愛い子だなー」



返事のしにくい答を出す井上に、葵は複雑な顔をした




「…好きなん？」




「んー、どーだか」




「ふーん…」




声が小さくなったので、井上は葵に顔を向けた





「なんだ、ヤキモチかよ」




「はぁあ!!?
んなわけあるかい、アホちゃうの!!!??///」




葵は井上の体を蹴ってきた




「いだっ、こっちぁ病人だっつーのﾞ!!!」




「知らんわ!!
悪化しときい!!」




「お前なﾞー…」




とここで、井上は重大なことを思い出した




「寝てる場合じゃねー!!」



ガバッと毛布を剥ぎ取り、リュックを担いでフラフラなまま外へ出る



「ちょっと…またどこ行くん？」



「松茸探ざねーと…受け渡しの日は明日なんだよ!!」





「あんた松茸松茸ってなぁ…これから松茸って呼ぶで？」




「葵、ぞれ全然面白くねー!!」



「なんやとコラァ!!」




結局葵も小屋から飛び出し、二人で巨大松茸探しに出ることになった