All Arounder
第42章 Kiss Me
「もっと…キスしたい…」
『いいよ…?///』
もう一度
大志は姫に唇を重ねた
ただ、少し我慢出来ないで
さっきよりも荒々しく
噛み付くように唇を挟み込む
『っ…///』
袖を掴んでいた姫の手に、キュッと力が入った
何か刺激を与えると、それに見合った反応が返ってくることに
楽しみと、満足感と、もっと…という欲でいっぱいになる
「…ひ…め…///」
触れた部分をすべて舐め、そのプルプルと潤った唇に吸い付く
『…っ、ん…///』
感じてくれているなら、嬉しい
もっともっと、めちゃめちゃにしてやりたくなる
『ん…は…///』
LLLLL…LLLLL…
大志の頭上にあった電話が鳴った
大志は受話器を取り、耳に当てる
《―――終了10分前となりました。いかがされますか?》
大志はペロッと自分の唇を舐めた
「延長で」