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「ヒントが少ねーな…」


「いいや、まだマシな方だろ」



大志は写真を眺めた後、また有利香に視線を戻した




「何であんたの親父さんは、これを届けるように言ったんだ？」



「ん〜…なんか、返すためっぽいですよ？
このソードブレイカー、もともとは赤井久狼さんの物なんじゃないですかね？」




「そうか…」



しらみつぶしに、この写真を見せて相手の反応を窺うしかないか…




「わかった。
んじゃ、この写真は預かっといてもいいか？」



「はい。
どーぞどーぞ」



大志は有利香から写真を受け取った






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奥の部屋にいた３人が、しばらくしてから出て来た



カウンター席に腰掛けると、マスターが飲み物を出してくれる




「あ、ありがとうございます〜」




有利香は嬉しそうに飲み物を受け取ると、それを一気に飲み干した








「まずはこの写真をコピーして、手分けして当たるか」



「そーだな、そっちの方が早いだろーし。
それにしても…」



井上は写真を眺める




「ソードブレイカーなんて物を使う奴がいるたーな…」



「そりゃいるだろ。
ってか、そんなことどうでも…」



「ソードブレイカー？」





二人は顔を上げた


珍しく、マスターが身を乗り出してきていた