一万回目のプロポーズ
第1章 幼い脅迫
「ねえ、あきちゃん
大きくなったら、結婚しよ」
これが
一回目のプロポーズ
『ええっなんでー!?///』
「あきちゃんがすきだから」
あたしの質問に、スラスラと答える俊司
『じゃあ…いちまんかい結婚しよって言ってくれたら、結婚しよ///』
「わかった、結婚しよ結婚しよ結婚しよ結婚しよっ」
『いっきに言っちゃだめえっ!!///』
あたしは俊司の口を思いっきり塞いだ
保育園児なので、やることが大胆だ
「なんで?」
『今日でいっかいめなの///』
すると俊司はニコッと笑い
あたしのほっぺにキスしてきた
「やくそくだよ」
『うん、やくそく///』