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ねぇ…

第5章 近寄って

「彼は、私が見込んだ男だっ」


パパは、自信満々にそう言うが…


将太は、執事としては…まったく……


ーーーコンコン…


「旦那様、お嬢様失礼します」


あれ、将太の声…


「ぁあ、入りたまえ」


パパの許可とともに部屋に入って来たのは、やはり将太だった


将太は、上品にパパと私にコーヒーを用意してくれた


……将太が大人しく仕事してる


「どうぞ、お嬢様」


『あっ、はい』


見慣れない将太の姿に少し動揺してしまった

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