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籠の中のお姫様

第4章 疑いと確信

「あの…何のことですか?私そんなんじゃ…」


.「嘘、目すっごい泳いでるけど」




「…ちがっ…」



「アイナって国を歩いてた時、君の写真を見せられたよ。今の服とは全然違うけど、君だった。」



もう、やめて…



「どうしてこんなところにいるの?アイナでは国中が君を探してる。パニック状態さ、誘拐されたんじゃないかって」



「そんなこと…あっ」

「…ふっ…ほらやっぱりそうなんだ」






「…っ、ごめんなさい、誰にも言わないで…お願い」






「うーん、でもここで君が見つかれば、迷惑がかかるのはこの国の人たちだ。犯罪者扱いを受けるかもしれない。君のわがままで僕の家族が傷つくのは見たくなんだ、大人しく、自分の国に帰ってくれないかな?」



優しい口調、だけどどこかトゲがある。


でも確かにそう。




私は、この国にとって邪魔者でしかないんだ

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