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2人乗り

第2章 手をつなぐとこから

アキラが

クッションから目だけを出した





「あっち 向いて!」



「え?」



「はずかしいから!
あっち 向いて!」



「や~だね(笑)」



「もう!
直希あっち、向いて!」




俺は

やだね~って言いながら、

アキラの髪を右手で

グシャグシャにしてやった。




アキラは

結局俺の右手を払う為に

クッションから顔をはなし

俺の右手を必死で払いのける






それから俺とアキラは


幼馴染みだった頃のような


普通の


楽しい時間を過ごした・・・





DVDを見るのも忘れて

アキラの話を聞いたり

中学の頃の話をして

かなり盛り上がった。








その普通な感じが






心地よかった。






ホントは、








DVD見ながら

肩を抱き寄せたかったけど…







……アキラが選らんだ

DVDは

お笑いだったけど(笑)


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