2人乗り
第2章 手をつなぐとこから
アキラは
俺の背中側に座ってる
お互い顔は見えない。
ずっと、気になってる事を
聞いてしまおうか……
「アキラ?
俺と手をつなぐの…
まだ慣れない?」
俺は振り向かず
テレビの方を見たまま
アキラにたずねた。
「え?…なんで?」
「手をつなぐとさ
・・・・お前黙るだろ?」
「そ、…そう?」
「そうだよ。
俺の顔も見ないしさ
俺の事・・・
まだラブじゃないから
嫌なんじゃないかと思って…」
「え、待って待って
直希待ってよ。
あたし、
嫌だなんて言ってないじゃん。
慣れてないって…
前に言ったじゃない…
緊張…してるだけ
ホントに」
アキラの声が小さくなった
「じゃあ、これからも
・・・繋いで大丈夫?」
「…うん。」
「嫌じゃない?」
「しつこい!」
「んじゃあ、さぁ…
俺が手、つないだら
うれしい?」
「………」
返事が・・・ない
俺は、恐る恐る
後ろを振り向き
アキラの顔を見た。
アキラは
ボスッ
と音を立てて
クッションで顔を隠したあと
「うん」
って
くぐもった声で返事をした。
超うれしい!
なんだよ
アキラうれしかったのかよ!
このまま、ぎゅう~!って
抱きしめたい
うわ~・・・・
はずかしがってるアキラが
めちゃくちゃかわいい!
俺の背中側に座ってる
お互い顔は見えない。
ずっと、気になってる事を
聞いてしまおうか……
「アキラ?
俺と手をつなぐの…
まだ慣れない?」
俺は振り向かず
テレビの方を見たまま
アキラにたずねた。
「え?…なんで?」
「手をつなぐとさ
・・・・お前黙るだろ?」
「そ、…そう?」
「そうだよ。
俺の顔も見ないしさ
俺の事・・・
まだラブじゃないから
嫌なんじゃないかと思って…」
「え、待って待って
直希待ってよ。
あたし、
嫌だなんて言ってないじゃん。
慣れてないって…
前に言ったじゃない…
緊張…してるだけ
ホントに」
アキラの声が小さくなった
「じゃあ、これからも
・・・繋いで大丈夫?」
「…うん。」
「嫌じゃない?」
「しつこい!」
「んじゃあ、さぁ…
俺が手、つないだら
うれしい?」
「………」
返事が・・・ない
俺は、恐る恐る
後ろを振り向き
アキラの顔を見た。
アキラは
ボスッ
と音を立てて
クッションで顔を隠したあと
「うん」
って
くぐもった声で返事をした。
超うれしい!
なんだよ
アキラうれしかったのかよ!
このまま、ぎゅう~!って
抱きしめたい
うわ~・・・・
はずかしがってるアキラが
めちゃくちゃかわいい!